無添加住宅豆知識について

キッチン

膠(にかわ)

膠(にかわ)とは?
実はコラーゲン=ゼラチン=にかわ、でもあるのです。
近年、美容・食品・化粧品などに広く利用されているコラーゲン。 実はコラーゲン=ゼラチン=にかわ、でもあるのです。 コラーゲンは、その性質を上手く利用して止血剤(血液中の血小板を凝集して血液を凝固させる)、 歯周病の治療、入れ歯や人工骨にも使われています。その他に人工血管、人工皮膚、人工臓器、また薬の カプセルの材料としてもコラーゲンは注目されています。 また日本画絵具を紙などの支持体の上に定着させる為、絵具に混ぜて使います。 日本画では、「鹿膠」や「三千本」等、独特のものが使われていますが、洋画技法では「ウサギ膠」が代表的です。 コラーゲンは人間や動物の体の中にあるタンパク質の一種で、体全体に存在しています。
人間や動物の体の中にある膠
特に骨、皮膚、腱、歯、血管などには多く含まれています。
そしてコラーゲンの主な役割は支えたり、結びつけたりすることで、細胞と細胞の間で、細胞同士を くっつけたりします。 暖めると柔らかくなり常温ではすぐに固まってくる、この特性を昔の人は知っていたのです。 動物や魚類の骨や皮を水と一緒に煮て、溶け出してくるコラーゲンを加工したゼラチンを原料として、 接着剤として使っていました。 五千年前の古代エジプトで使われ始め、その後世界各地に広まりました。 話が長くなりましたが、このコラーゲンを日本語で膠(にかわ)と呼んでいます。 混ざり物が多いいと臭いますが、湿度や温度に応じ伸縮し、ひずみが出ないので高級な家具や楽器は膠で 接着します。 この点について膠に勝る接着剤は、まだ見つかっていません。 天然木に化学糊を使うと湿度よ温度に応じた伸縮がなく、ひずみが出るので『無添加住宅』ではにかわを 接着材として使います。
粒子状の膠(にかわ)
にかわの練り方
鍋にニカワと少量の酢を入れを入れ熱しながら混ぜます。
温まると柔らかくなるので酢は少なめにします。 温まり柔らかくなったら、塩を一つまみ(スプーン一杯ほど)入れるます。 酢を入れるのは、ニカワを伸ばす為と固まる速度の調整です。 また、酢を入れることで殺菌効果も少し期待できます。 入れすぎにはご注意ください、なかなか固まらず、接着力も弱くなるので。 塩を入れるのは、防腐・防虫の為です。
温度差により液体が固体に変化
にかわの特性
温度差によるゾル(液体)⇔ゲル(固体)の変化
米のりよりも強度が弱いので力の掛かる部分での接着には不向きです。 温度変化の大きい箇所での使用も注意が必要です。 特に直射日光が当り温度が上がる場所では、ニカワが柔らかくなり、接着面が動く可能性がありますが、 この特性を利用して、高級な家具や楽器は膠で接着します。